92、地方都市の頑張り (令和元年11月5日)

 人口減少、少子化・高齢化が日本全国の地域に広がり、消滅する村等もあちこちで出始めている現状である。筆者が現在滞在している高知県は、知事自らが「高知県は人口減少、少子化・高齢化の先進県」と言われている。高知市の北に位置する大川村は村議会の運営が難しくなった。全国でも注目されることになった。高知県全体でも、70万人を切る人口で、その内約半数が高知市の人口になり、東西に長い中で34市町村では、同様に問題を抱えている。
 そのような現状の中でも、各地域はめげることなく、さまざまな活動を展開して頑張りをみせている。先日、高知県の西部のやはり小さな村三原村には、地元の新聞社が地域を盛り上げようと、週末を含む3日間、地元に数人の記者が泊まり込み、地域で様々な活動をしている状況を、記事にして広く広報活動をしていた。この村では、特産品として硯石があるが、農家の方が現在では7軒ほど「どぶろく」を製造販売している。今回のイベントの中には、この「どぶろく」を大きく取り上げ、「どぶろく祭り」として、どぶろく飲み放題のふるまいもあった。また、この7軒の「どぶろく」生産者は、それぞれが自前の畑で米を栽培し、それぞれが自社ブランドで販売し、そのほとんどの生産者が民宿をも経営しており、宿泊すると「どぶろく」のふるまいがある。
 私も、最近東京から高知へ移住されたK氏と、親戚のおばさんと三人で出かけた。どぶろく製造者の一軒にお邪魔して(前にも宿泊したことがある)暫く談笑させてもらった。それぞれが、地域のために連携して活動している状況を知ることができた。この地域もまた、“ONE-チーム”だった。
 高知市から、東に約20キロの地点に、私が住む土佐山田町がある。やはり年間を通して様々なイベントがあり、自治体、観光協会、商工会等が連携して、地域を盛り上げる活動に取り組んでいる。先日、土佐山田駅の周辺(香美市)では、商店街を盛り上げようと、観光協会が毎年この時期に開催している、地元の飲食店をのみ食べ歩く、“香美バル”を金曜日、土曜日の2日間開催した。普段のぞいていないお店に入るにはいいチャンスになるし、お店側も新たにお客さんを増やすチャンスになる。この活動を近隣の、南国市が3年前から取り入れ、同様に昼でも夜でも南国市内飲食店を食べ歩き&飲み歩き!”南国グルメはしごでGO“と称して、商工会議所がチケットを販売して展開している。
 私もついチケットを買ってしまい、4軒はしごをしてしまった。気に入ったお店も発見できたので、その内には、友人と飲みに行くことにしている。
 その他にも、曜日ごとに高知市内で開催される、屋台の市、特に土曜市、日曜市は、高知市と各地域の連携を図ることで、相互に活性化することに役立っているようである。
 今後も、それぞれの活動を大切にして、関係者が頑張ると同時に、楽しめる活動を推進出来るように微力ながら、仲間を大切にして頑張っていく。

2019年11月05日