74、連携高知 (平成31年2月4日)

 首都圏と地方都市との連携で、日本全体を活性化させる取り組みから、都道府県別にそれぞれの中核都市と地方との連携で広域での交流や、経済活動を活発化させる取り組みが始まっている。高知県においても、具体的な取り組みが試みられている。
 まずは、県全体の移住促進政策として、2段階移住の取組が始まっている。高知県に関心を持たれる方に、まずは高知市に来ていただく。住みながら3か所以上の地方を訪問し、希望される地域を自ら探してもらう。御本人が納得して移住してもらうために、細かい配慮が必要である。
 人的若しくは金銭的な補助の仕組みを整備し、活用してもらう。さらには、移住後に地元の皆様と交流する機会や、移住者それぞれの連携や、交流の機会も積極的に設営する必要がある。
 少子高齢化で人口減少が激しい地域や、消滅することが心配される町村へのサポートも欠かせない。
 私どもは主として、シニアの移住促進に取り組んでいる。この活動も、各自治体で取り組んでいる移住促進活動と連携して、活動していくことが基本である。高知市でも、シニアの移住に関して民間と協同して進める意向で、我々は民間の立場で具体的な取り組みを進めていきたいと考えている。
 我々の今年の取組は、高知市の認定するCCRCの活動団体として、具体的なシニア移住の実績を上げるべく、様々な活動が必要となっている。日々の活動を通じて関係者に喜ばれ、望まれる成果を上げるべく英知を絞って、具体的な成果に結び付けたい。
 昨年に引き続き、高知の偉人を紹介する土佐学講座の第2弾として、宿毛市や四万十市等に焦点をあて、首都圏の皆様をターゲットに早稲田大学で開催する。さらには、高知の食を味わってもらう「南国土佐まつり」や、高知への移住希望者のための旅行も計画している。
 地方と高知市との連携の一つに日曜市がある。毎週日曜日に開かれ、300年の歴史がある高知城下の追手筋で開催され、高知市内の生産者を中心に参加している。
 日曜市に県下の各地域連携の取組として、9か所の出店ブースができている。私も香美市、南国市、香南市の一つのブースに、香美市観光協会の方と一緒に、青ネギや焼き肉のたれネギ味噌等を持ち込み販売し、にぎやかに交流を促進する機会になっている。
 最近では、各地域の自治体や、移住促進のNPO等が回り持ちで、各所で交流を深め、それぞれの地域を知ると同時に、同様の問題や悩みを語り合う機会や、解決策を検討する機会も、定期的に開催されている。
 地方の人口減少は避けられない共通した現象だけに、それぞれの自助努力も必要である。それぞれの地域の強みや特長を生かしながら、共通の課題に向かって協力していくことで、地域全体のまとまりやビジョンが磨かれ、より住みやすい、それぞれの楽園への課題解決が見えてくるかもしれない。やはり最後は人と人との触れ合いの大切さを、それぞれが感じることになるのだろう。

2019年02月04日